さて中山道をはるばると美濃屋のところてんの干物は、江戸の昔には京都から数えて中山道の24番目の宿場町、美濃の国の大井宿(現恵那市)にも伝わっていたようです。
口伝ですが参勤交代の大名をお泊めをするわたくしどもの先祖、大井宿本陣家御膳米として、お米と一緒に寒天を炊きこんで遠来の貴人を迎えたといいます。旧家の古い習慣ですが、現代の食生活を見直す上で、さまざまな利点がありそうです。長旅の大名に喜ばれた理由も大いにうなずけます。
1.お米のひとつぶひとつぶに美しいテリがでる。
2.寒天は80%以上が良質の食物繊維、
消化が良くなって健康米になる。
3.寒天の皮膜でラップされたご飯は日持ちがする。
などなど長旅を気づかった配慮だったような気もします。