ペットの腸内環境と健康

肝臓はペットにとっても、とても大事な器官です。
腸から吸収された有害物質を分解・解毒する役割がある肝臓は、悪玉菌が増殖すると有害物質が大量に発生し、肝臓への負担が大きくなってしまいます。

そのため、善玉菌を増やして悪玉菌を抑える必要があるのです。肝臓に負担がかかっていると、下痢が多くなったり、硬く小さな便をするようになるので、便の確認はしっかりと行いましょう。

ペットの腸の周辺には、リンパ球など生命の維持のために必須な重要細胞が数多く存在しています。そのため、整腸は免疫力、免疫バランスと関係してきます。
腸内環境が整っていないと、免疫バランスが崩れてしまいます。これは、アレルギーの原因ともなってしまいます。

また、免疫力が低下してしまうと、ガンなどの病気になるリスクも高まるといわれます。最近はガンになるペットが増えてきているので、気をつけたいものです。

人間でも腸内環境が悪いと、肌に影響が出てきてしまいます。
それは、ペットも同じで、腸内環境が悪いとフケが多くなったり、湿疹や発疹が出たり、乾燥したりといった皮膚トラブルが起きてしまいます。

こういった症状が出ているペットというのは、腸内の悪玉菌が有害物質を発生している可能性があるので、食物繊維や乳酸菌が含まれている食事を与えることをおすすめします。